2014年01月20日

年末のことである。
俺は六本木シティーにある情報テクノロジー産業の会社で働いているのだが、年末年始にもかかわらず仕事をしなければいけない時があった。
運悪く急な仕事が入ってしまったので、もともと入っていた遊ぶ予定をキャンセルさせてもらい、作業をした。
わりと早く終わったのでどっか呑みにいくかーと思っていたらゲットアップボーイから連絡があり、赤羽で呑むことになった。

指定された場所に着くとそこは丸健水産。
おでん屋さんである。
もともと立ち飲みはやっていなかったそうだが、今の代のご主人から始めたそうだ。

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ゲットアップボーイと愉快な酒呑み達はすでにおっぱじめていた。
並んで買って席につく方式なので並んでおでん数種類とマルカップを買った。お店の人の暗算の勢いがすごかった。人を殺せそうなほど勢いよく数字を読み上げていた。
そして乾杯。
ゲットアップボーイの同僚の女性がすごい勢いで酒を飲んでいてすごかった。男らしかった。
はんぺんも頼んだのだが、はんぺんは注文が入ってから汁に漬けるので、少し時間を置いてから受け取った。
おでんうまい最高。

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マルカップが残り50cc近くになったところでお店に持っていくと出汁を入れて七味をふった出汁割にしてくれる。これが最高にうまい。

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このあとおでんとマルカップをおかわりして終了。
前日に飲み過ぎたダメージであまり食べられなかったのでまた近いうちに来たい。

このあといこいに行ったり道で派手に転んで出血したり餃子を食べたりして楽しかった。プリクラも撮った。

転んだ時の手の傷がやっと治ったのでよかった。

つい先ほど赤羽でよく呑むという同僚女に丸健水産のことについて話したのだが、あそこで満足してるやつは二流だと言われてヒールで踏みつけられてしまった。赤羽もっと探検したい。

あとホッピー飲んでたら、赤ホッピーって知ってる?って言われて知らなくて、調べてみたら55ホッピーのことだった。知らなかったー。のんだことなーい。くやしーい。

失恋ショコラティエの入浴シーンを見ながらホッピー飲んで気を紛らわせることにする。

ビッチの生態を観察しながら呑む酒は最高にうまい。













fushigiproject at 19:25コメント(0)赤羽

2014年01月14日

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今日は誕生日だった。

仕事も落ち着いている時期なので、とりあえず休みを取ってみることにした。
休みを取ったところで何もすることはないし、一緒に過ごす人がいるわけでもない。
このままだと誕生日だからってなに休みとかとってんのーばかじゃないのーー死んじゃえばーーと自分を罵倒し続けることになると思い、なにか理由を考えねばと思った。
ちょうど免許の更新をしなければならなかったので、とりあえず免許の更新に行くことにした。
だがそれだけではあまりにも虚しいと思って、そのままどっか行くことにした。
神奈川県の免許センターが横浜らへんにあるので、これは…!と思い、前々から言ってみたかった野毛の武蔵屋に行くことにした。
武蔵屋は火、水、金の三日間しか営業していない、かつ営業時間も短いので、近くで仕事をしていたりしないかぎりなかなか行くことがむずかしい。
今日は火曜日。いける…!

優良な俺は免許の更新をさくっと済ませ、横浜のディスクユニオンで銀杏ボーイズを買って野毛に向かった。

武蔵屋の開店時間は17時だが、16時20分という微妙な時間に野毛についてしまった。
ぶらぶら散歩して、ソープに目もくれず、開店15分前に武蔵屋に行くとすでに15人くらいの行列ができていた。
店には看板などなく、外観はただの古めかしい一軒家。こんなところに行列を作っている様は、なにも知らない人にとっては奇妙な光景だろう。
1回転目で入れるのか心配になったが、ちゃんと入ることができた。

今日は写真は撮っていない。あらかじめそう決めていた。
写真を撮るなと言われるのもいやだし、せっかく雰囲気ある場所なのでその場の雰囲気に従おうと思ったためだ。

店に入ると、建物は古いが清潔感があるなんとも落ち着いた空間が広がっていた。
席に着くと、若いお姉さんがコートを預かってくれた。

箸が置かれ、お酒にしますか?ビールにしますか?と聞かれる。
来る前は最初はビールにしようと思っていたのだけど、まわりの人がみんなお酒から始めていたので、なんとなく流れでいきなりお酒から始めることにした。
武蔵屋はお酒を3杯飲んだら終わりなのだが、そのまえにビールを飲むことができる。
次に来た時はビールの小瓶から始めてみたい。

武蔵屋は、料理もお酒をおかわりするごとに1品か2品出てきて、計3杯5品で終わり。
お酒は櫻正宗のみで、料理も毎回同じものが自動的に出てくる。

お酒を注がれる前に一品目のたまねぎの酢漬けが出てきた。
次にお酒のグラスが出され、若いお姉さんがやかんでお酒を注いでくれる。
このお酒を注ぐ瞬間がもうたまらない。高いところからやかんを傾けて勢い良く注ぎ始め、徐々にグラスに近づけていき、なみなみと入れてくれる。美しいとさえ思う。
すぐさま2品目のおからも出てきて、飲み始めた。
料理の感想を言うのが苦手なので詳しくは語りませんが、なんというか、あぁみんなこの味、この感覚を求めて通っているのだなぁというかんじがとても伝わってきた。たまらない気持ちになった。

一杯目が終わったので二杯目を頼むと、また美しい注ぎ方でお酒を入れてくれる。これを見れるのも、もうあと一回か…なんて思ってしまう。
そして同時に3品目のたら豆腐と4品目の納豆が出てきた。
シンプルながらとてもおいしかった。

ここでとなりの70歳のおじいさんが話しかけてくれた。
若い人がここに来てくれるのはとても嬉しいんだよーってとても嬉しそうに話してくれた。
10年以上前から通っているそうで、昔のお店のことをたくさん話してくれた。
そのエピソードの数々を聞いたら、このお店がどれだけ愛されていて、このおじいさんがどれだけこの店のことが好きなのかがものすごい伝わってきて、自分もますます好きになってしまった。

2つとなりのおじいさんが3杯飲み終わり、もう一杯だけ!もう一杯だけお願い!って駄々をこねてお姉さんにだめって言われてた。たぶんそう言われたくてわざとやってるのだと思う。
そのおじいさんとも話したら、必ず入り口近くの端っこに座って、店全体を眺めながら飲むって言ってた。でも、ほんとはお酒を注いでくれる若いお姉さんを眺めていたいからって言ってた。その気持ちすごくわかるよ…。
となりのおじいさんも3杯目を飲み終わり、また会いましょうと言って帰って行った。

最後の3杯目のお酒を頼むと、お新香が出てきた。
ちびちびといただいた。
名残惜しいがこれでおわりだ。

席を立って、90歳を超える店のおばちゃんにお礼を告げ、若いお兄ちゃんにお会計をお願いした。
すると、おばちゃんがもうちょっとだけ飲んで行きなさいっておちょこを出してくれて、注ごうとしてくれるのだが、うまく腕があがらないようで、急いで若いお姉さんが来てくれて、「おばちゃんから」と言っておちょこにお酒を注いでくれた。
ちょっと前にとなりのおじいさんに、この最後のおちょこ一杯が最高においしいんだよって教えてもらったんだけど、本当に最高においしかった。

店を出て、ほんとはまっすぐ帰るつもりがまだ帰りたくないって思っちゃって次の店にむかった。

またいこう。






fushigiproject at 22:48コメント(0)野毛

2013年12月31日

耳が4つになったので夕暮れを眺めに行った。
船が見える。
今夜はとびきりロマンチックなことをしてやろうって思った。
さっき買った烏龍茶を飲んだ。こんな味だったっけな。こんな味でした。

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そしてカレーのにおいが充満するエリアに行った。
鞄にひとつだけ忍ばせておいた缶ビールをこっそり飲みながらインドの街並みを歩いた。
そしたらメリーゴーランドがあったので乗った。
夜のメリーゴーランドはとても美しかった。
ここにきてはじめて少しせつなくなった。

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メリーゴーランドを降りて港に戻るとショーが行われていた。
とても美しかった。
ディズニーランドもシーも人並みに何度か行ったことはあるが、こんなにショーにぐっときたのは初めてだ。一度ひとりで見てみるといいと思う。冬に。

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ここで友人と連絡を取り合い、会うことに。
場所はニューヨークデリ。わかりやすい名前だ。
会えるのが本当にひさしぶりだったし、とても嬉しかった。
場所がディズニーシーだったこともあって変なテンションで絡んでしまい気持ち悪かったかもしれない、ごめんなさい。
ミニーちゃんの帽子を貸してもらって写真撮影した。今夜俺は無事にミニーちゃんになれたよ!写った姿はただのメンヘラだったが、達成感で胸がいっぱいになった。

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妹さんの帽子もかぶらせてもらった。

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2人と別れ、俺はストームライダーに向かった。
実はファストパスをゲットしていたのだ。
映像を見ながら椅子が動く系のアトラクションなのだが、俺はこの手のやつが大好きだ。優秀な大勢のクルー達と力を合わせてどうにか困難を乗り切ることができた。

最後のショーが始まる前にセンターオブジアースを乗りに行った。
本来俺は絶叫マシンが苦手なのだが、せっかくだからと思って乗ることにした。
このマシンはとても速く、そして暗い。
気づくと車体が斜めになって急降下した。
俺の隣には誰もいなかった。ひとりで急降下した。死にたくないって思った。生きようとする力は何よりも強い。俺は生きた。

そして最後のショーに向かった。
ただ見とれた。

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ショーが終わり、俺は最初に行った店でビールを買い、テラスに座った。
花火があがった。
木でよく見えなかったが綺麗だった。

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花火も終わり、ビールも飲み終わったので港の方に行ってみた。
みんな帰り始めていた。
俺はなんだか帰りたくなくて、座って港を眺めていた。

そうしていると、若い女性に声をかけられた。
写真撮影のオファーだ。
実はずっとこの写真撮影をする役をやりたのになかなか頼まれず落ち込んでいたのだが、最後の最後でオファーがきた。
俺は最高の一枚になるよう、2人の女の子の最高の思い出になるよう、全身全霊を込めてシャッターを切った。
最高の仕上がりだ。パーフェクトだ。
丁寧にお礼を言われて、彼女たちは帰っていった。

やりたいことが全部できたし、乗りたいものも乗れたし、見たいものもすべて見れた。
満足したので帰ることにした。

また来よう。ビールを飲みに。

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