2013年12月

2013年12月31日

耳が4つになったので夕暮れを眺めに行った。
船が見える。
今夜はとびきりロマンチックなことをしてやろうって思った。
さっき買った烏龍茶を飲んだ。こんな味だったっけな。こんな味でした。

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そしてカレーのにおいが充満するエリアに行った。
鞄にひとつだけ忍ばせておいた缶ビールをこっそり飲みながらインドの街並みを歩いた。
そしたらメリーゴーランドがあったので乗った。
夜のメリーゴーランドはとても美しかった。
ここにきてはじめて少しせつなくなった。

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メリーゴーランドを降りて港に戻るとショーが行われていた。
とても美しかった。
ディズニーランドもシーも人並みに何度か行ったことはあるが、こんなにショーにぐっときたのは初めてだ。一度ひとりで見てみるといいと思う。冬に。

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ここで友人と連絡を取り合い、会うことに。
場所はニューヨークデリ。わかりやすい名前だ。
会えるのが本当にひさしぶりだったし、とても嬉しかった。
場所がディズニーシーだったこともあって変なテンションで絡んでしまい気持ち悪かったかもしれない、ごめんなさい。
ミニーちゃんの帽子を貸してもらって写真撮影した。今夜俺は無事にミニーちゃんになれたよ!写った姿はただのメンヘラだったが、達成感で胸がいっぱいになった。

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妹さんの帽子もかぶらせてもらった。

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2人と別れ、俺はストームライダーに向かった。
実はファストパスをゲットしていたのだ。
映像を見ながら椅子が動く系のアトラクションなのだが、俺はこの手のやつが大好きだ。優秀な大勢のクルー達と力を合わせてどうにか困難を乗り切ることができた。

最後のショーが始まる前にセンターオブジアースを乗りに行った。
本来俺は絶叫マシンが苦手なのだが、せっかくだからと思って乗ることにした。
このマシンはとても速く、そして暗い。
気づくと車体が斜めになって急降下した。
俺の隣には誰もいなかった。ひとりで急降下した。死にたくないって思った。生きようとする力は何よりも強い。俺は生きた。

そして最後のショーに向かった。
ただ見とれた。

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ショーが終わり、俺は最初に行った店でビールを買い、テラスに座った。
花火があがった。
木でよく見えなかったが綺麗だった。

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花火も終わり、ビールも飲み終わったので港の方に行ってみた。
みんな帰り始めていた。
俺はなんだか帰りたくなくて、座って港を眺めていた。

そうしていると、若い女性に声をかけられた。
写真撮影のオファーだ。
実はずっとこの写真撮影をする役をやりたのになかなか頼まれず落ち込んでいたのだが、最後の最後でオファーがきた。
俺は最高の一枚になるよう、2人の女の子の最高の思い出になるよう、全身全霊を込めてシャッターを切った。
最高の仕上がりだ。パーフェクトだ。
丁寧にお礼を言われて、彼女たちは帰っていった。

やりたいことが全部できたし、乗りたいものも乗れたし、見たいものもすべて見れた。
満足したので帰ることにした。

また来よう。ビールを飲みに。

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2013年12月28日

まず最初に述べておかなければいけないことがある。
このブログの居酒屋の定義についてだ。
なんだよ居酒屋じゃないじゃねえかよと言われないためにここで明らかにしておきたい。
お酒があって気持ち良く酔っ払える場所は全部居酒屋ということにしておく。
酒があるのならば、公園だって路上だってどこだっていい。美味い酒が飲めることがなにより大事だ。

というわけで筋を通した気がするので、ディズニーシーについて書こう。

11月某日、俺は1人でディズニーシーに行ってきた。

土曜の祝日の振り替えで金曜が休みになったので、せっかくだから前日の木曜も休みにして少し遠くに旅行に行こうと思っていたのだが、仕事の都合で木曜が休めなくなってしまったので旅行は断念した。
しかし、だからといって普段と似たようなことをするのもつまらないので、昔からの夢だった孤独のディズニーシー計画を実行することにした。
孤独のディズニーシー計画のことを話すと、なにか嫌なことがあったのかと聞かれるのだが、特に何もない。仕事で嫌なことがあったわけでもなく、好きな女の子に振られたわけでもなく、壇蜜のスタンプの有効期限が切れてしまったわけでもない。ただ、夢だった。憧れていたんだ。

俺はついに実行した。

家をうきうきした気持ちで10時頃出た。
ディズニーシーで本気で遊ぶとすると少し遅めのスタートだろう。
しかし今日僕はひとりだ。何も気にすることはない。ゆっくりいこう、そう決めた。

しかし、出だしからうまくいかないことだらけだった。
湘南新宿ラインを使っていこうとしていたのだが、事故かなにかで運転見合わせになってしまった。
別ルートで行こうとするも、その路線もだいぶ遅れていた。

どうにか舞浜に着いて、あのなんかぐるぐるまわる電車に乗った。
音楽を聴いていた。ドリカムを聴いていた。
夢がもう少しで叶う。

ディズニーシーに着いたのは12時を少しすぎた頃だ。
さすがにチケット売り場は空いていて、すんなり買って入場した。

高まる気持ちを抑えきれず、僕は走り出した。ビールに向かって走り出した。ついつい走り出した。

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マップをチェックし、近場のビールが売っているところに入った。
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテという店だ。意味不明すぎる名前だ。いっそのこと名前をザビエルにしてみてはどうか。
外のテラス席でビールとピザをたのしんだ。最高だ。天気もいい。

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マップを見ながら、今日の予定を立てることにした。
まずは酒場のチェックだ。ディズニーシーで気軽に立ち寄れる飲み屋を探した。
条件としては、気軽に入れる、しっかり食事をするようなところではない、アルコールが売っているの3つだ。
その条件を満たす店は3つある。

ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ
ニューヨーク・デリ
ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ

この3つをおさえていればとりあえず酒には困らない。
この3つで飲酒を済ませつつ、1回くらいどこか少しいいところで食事をするのがいいのではないかと思う。
ちなみにビールは580円だ。フジロックより安い。素晴らしい。

1回目の飲酒を終え、歩き出してみた。
とりあえずなにかファストパスを取ろうと思い、海底2万マイルを取った。
1時間後には乗れそうだ。散歩して時間をつぶした。
そしてあっという間に時間は経ち、孤独の海底2万マイルに突撃した。

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海底2万マイルは何組かが同じ乗り物に乗って擬似的な海底を楽しむものなのだが、見事に2カップル+俺という状況になった。俺の足を引っ張るようであれば怒鳴りつけようと思っていたが彼等は優秀なクルーだった。若い男女の共同作業がなせる技だった。思う存分今夜は愛を語り合い、そして合体してくれたまえ。
サーチライトを操作し、海底を照らした。ふしぎな世界が広がっていた。
とても孤独だった。しかし不思議とさみしさなどはなく、とても穏やかで心地よい気持ちだった。
ライフアクアティックという好きな映画のことを思い出した。
このままずっと沈んでいたい、そう思った。

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海底から脱出し、センターオブジアースのファストパスを手に入れた。
時間は18時半頃。けっこう先だ。おそらく最後の乗り物になるであろう、そう確信した。

ここですごい事実が発覚した。
友人がディズニーシーに来ているというのだ。
なんてこった、恥ずかしいじゃないか。
タイミングがうまく合えば会いましょうと約束をした。

さらに別の友人から良い情報をいただいた。
インディージョーンズにはシングルライダー制度というものがあり、1席だけ空いていれば優先的に乗れるというものだ。
これを活用した。
しかし実際に行ってみるとそのような表記はなく、係の人に尋ねてみると、ファストパスの入り口から入るように言われた。
すいすい進んでいき、最後のファストパスを提示するところでシングルライダーであることを告げると、シングルライダー専用の通路に通される。
そこにいくと、シングルライダー達が3人ほど並んでいた。いい大人がアトラクションに乗るために1人でわざわざ列に並ぶその光景がなんだかすごくよかった。
みんなディズニーシーが大好きなんだろうなって思った。男は俺ひとりだった。

タイミング合わず、なかなか1人分空かなかったのだが、10分ほど待って乗れた。
たのしくてにやにやしながら乗った。落ちる時に撮られた写真がこれだ。楽しそうでしょう?楽しかったんだよ。

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そしてミゲルズ・エルドラド・キャンティーナにて休憩。なんだよ、そのゲロゲロキャンディみたいな店名は。ビールを飲んだ。
やはり僕は水がすきだ。川とか海とか大好きだ。外は寒かったけど、とても天気がよくて川を眺めながら飲むビールはとてもおいしかった。

だんだん日が暮れてきた。
寒くなってきたので、ミニーちゃんのカチューシャを買いにいった。防御力は低そうだが、テンションが上がれば体温も上がるだろうと考えたのだ。
試着してみると、思わぬ壁が僕の前に立ちはだかった。頭がでかくて、カチューシャがうまくはまらないのだ。はめてもピョッとはずれてしまう。こまった。今夜俺はミニーちゃんになれないかもしれない。
諦めきれず、別の店を見てみると、クリスマスが近いということで耳付きのサンタ帽が売っていた。ミニーちゃんではないが、あったかいし、これで手を打つことにした。
似合ってる?大丈夫?かわいい?かわいいでしょう?ねぇ?ね?

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後編に続く

2013年12月22日

北国にきた。
駄洒落ではなく、本当に来た。北といっても新潟だが、僕からしたら十分北国だ。
ほくほく線の中で雪景色を眺めながら、遠くで僕の帰りを待つ居酒屋たちのことを想いながら書く。

今日は三軒茶屋の久仁。
友達が1日だけバーをやるというので三軒茶屋に行くことになったのだが、せっかくなので以前から行ってみたかった久仁に行ってみることにした。
久仁は古い店なのだが、元は中目黒のばんで働いていた方のお店らしい。

店に入ると、ちょうどカウンターが1席だけ空いていた。
ホイスがあったのでホイスを頼む。
見てくれ、完全にばんだ。

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メニューを眺めてみると、ばんより全体的に渋い。
ばんは揚げ物系などがけっこうあるが、ここはほとんどない。
まずは串を3本ほど頼んだ。
待っている間に昆布豆を頼んでつまむ。
この昆布豆がすごく美味しかった。

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串はこんなかんじ。
ばんと違って部位によっては胡椒をふったりしてある。
美味しかった。

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ホイスを飲み干したのでレモンサワーを頼んだ。
レモンサワーは自分で絞ったりせず、完成品が出てくる。

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最後にあっため豆腐なるものを頼んだ。
湯豆腐みたいなやつを想像していたのだが、煮込みの中に豆腐をしばらく入れたものらしい。これがシンプルながら絶品だったので、行ったらぜひ食べてほしい。

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お会計をして店を出た。
定期的に行きたい。

globeのDeparturesの動画を貼りたいのだが携帯からだとできないのでよかったら検索して目をつぶって聴いてみてくれ。
雪景色が広がってくるだろう?

今、俺はそんなかんじのところにいる。




fushigiproject at 10:37コメント(0)三軒茶屋

2013年12月14日

D&DEPARTMENT(打つのかったるいので以下D)で働く友人がいるので、ビールを飲みに行ってきた。
Dの一階部分がビールを飲めるところになっている。
こんな洒落たお店をこのブログで紹介していいのか一週間ほど悩んだが、紹介する。

場所は九品仏。
初めて降りたが、酒屋が多い。

駅から10分程歩くとDはある。

二階に行くと友人のOさんがいた。
しばらく見ていないが以前より痩せ細っていて、相変わらず坊主だし、心配になった。修行僧のようだった。日々、厳しい修行を積んでいるようだった。世界平和のために頑張ってほしい。

そのあと、一階に行ってビールを飲むことにした。

私はウィートエールをいただいた。その名のとおり小麦で作られているようだった。
一番左がウィートエール。

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写真を見ておわかりだと思うが、今日は助手が2人付いている。料理が出されると、写真は?とツッコミを入れてくれる優秀な助手でとても助かった。

続いてサラダを頼んだ。
果物やらチーズやら色々なものが入っていてとにかくオシャレだ。そしてうまい。バルサミコ酢的な味のドレッシングがかかっていて、俺にもぶっかけて欲しかった。

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サラダを食べているとオシャレな可愛いお姉ちゃんが、会計の時にこれを持ってきてくれと言ってきた。洒落ている。俺はこいつを可愛がった、心の声で会話してみた。いいな、お前は、いつもあんなかわいいお姉さんに持ち上げてもらってるのか、羨ましい、と。彼は何も答えてはくれなかった。虚しさだけが残った。俺の体重は彼の数千倍だった。いや、うそ数百倍?あれ数万倍?まぁいいや、持ち上げてもらえないことに変わりはない。

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ビールが切れた。
何を頼もうか悩んでいると、鳳凰美田のゆず酒があるではないか。
鳳凰美田は大変美味しい日本酒で、そこの蔵元が作っているゆず酒だ。
これをソーダ割でいただいた。
助手2人はワインを飲んだ。助手の1人に2人でデートしてるっぽくよろしくということで手タレを頼んだ。しかし斜めにいるためいまいちデート感に欠ける。格好がつかない。これじゃパパラッチどころかフライデーすらまともに相手してくれない。まぁいいか。

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写真に写っているきのこのピザも美味でした。

そんなかんじで二次会へ。自由が丘の四文屋に行きました。レモンサワーを飲みました。

これを書いている今俺は京浜東北線に乗っている。
いまちょうど蒲田だ。




fushigiproject at 17:16コメント(0)九品仏

2013年12月06日

岸田屋を後にした僕たちは魚仁という居酒屋にきた。
その名のとおり魚料理の店だ。

まずは生レモンサワーを頼んだ。
生きているようなレモンサワーだった。

アナゴ焼きを頼もうと思ったが売り切れで、マグロのほっぺの刺身を頼もうとしたらまたもや売り切れだった。
しょうがない、ないものはない。人間は時としてどうしようもない現実にぶち当たる。
そんなわけでマグロのぶつが届いた。
大量に届いた。気前がいい人大好き。これで500yen。

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そのあとなにか貝っぽいものを食べて、ブリ大根ぽいものを食べたきがする。そんな気がする。
記憶はあてにならん、やはり美しい助手が必要だ。
美しい記憶はすぐに消え去るのだから、せめて美しい人が記録するべきだ。

そのあと中トロのお寿司と大トロのお寿司を食べた。
ここで問題が起きた。
写真で見ると大トロより中トロのほうがうまそうだ。なんてこった。
上が中トロで下が大トロだ。上下関係に厳しい日本でこれはアウトだ。完全にアウトだ。始末書を書かされる。

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…どうだい?俺の言った通りだろう?

味はおいしかった、どちらも。
見た目は関係ないんだよ、食っちまえば。
ところがどっこい。
見た目は関係ないとはいってもやはり助手は美女がいい。

もう気づいた人もいるかもしれないが、俺はもう書くことがない。
終わらせればいいのだがまだ書きたい。

今は祐天寺のばんにいる。
ばんでブログを書いている。

絶え間無く注ぐ愛の名を、永遠と呼ぶことができたなら…

そんな思いで僕は今日もレモンサワーのレモンを搾っている。

レモンをかじってラミパスラミパスルルルルルー

未来が見えた。

家に着いて玄関で寝ないようにしよう。

髪を切った戸田恵梨香さんが可愛い。

華原朋美さんの歌が染みる…


fushigiproject at 20:25コメント(0)月島
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